みなさん、住宅の購入を考えようと思い立った時、
まず何を思い浮かべますか?
一戸建てか、マンションか、究極には、このどちらかの選択肢しかないと、自然にそう思ってしまいますよね。私もそうです。
一戸建てだったら、できれば、建売住宅(規格品)ではなく、注文住宅がいいでしょうし、高い買い物ですから、自分が使いやすい間取りを考えたいと思います。
でも、予算的にずいぶんとお金が必要じゃないかなとか、手の届く価格を考えると、郊外に行かないと無理じゃないかとか。気に入った場所で、満足のいく建物を購入するのは、大変な気がします。
マンションだったら、一戸建てに比べると、予算的には購入しやすいのかもしれませんね。広告などを見ていると、最近では都心部に近い便利な場所でも、お手ごろ価格(以前が高すぎた?)の物件が出てきたような気もします。モデルルームなど実際に見に行くと、広さが十分にあって、中でも一番いい間取りの、広告で見たよりもずっと価格の高い部屋に案内されます。いったん盛り上がった後で、ふと、われに帰ると、間取りが自分の生活に対して現実的でないことや、オプション(別途追加料金)設備・仕様やインテリアに惑わされていることに気がつきます。
分譲マンションを選択する場合、
大きな問題点があります
それは、分譲マンションづくりにおいて、すまいづくりの主体である住み手が、そこに存在しないことです。住み手は、誰かが考えた、一見自分にあっている(と思われるような)住宅(既製品)の中から、どれかを選択するしかありません。
例えば、自分にとって魅力のある立地に分譲マンションが計画されれば、どんなプランが用意されているのか、また、価格はいくらなのか当然興味を持ちますし、もしもその中によいと思う住戸があれば、具体的に検討したいと思うでしょう。ところが、気に入らない部分があれこれと出てきます。それもそのはず。その住戸の間取りや設備・仕様は、あなたのためにつくられたモノではないからです。さらに、最下階から最上階まで、タテに同じ並びの住戸は同じ間取りです。家族数やライフスタイルの違う他の人と、この先、同じ間取りで暮らしていくわけです。
しかしながら、分譲マンションは、過去のお客様のクレームや、これから住宅を欲しいと思っているお客様のアンケートに基づき、その時代の最先端の住宅設備を採り入れ、考えられるベストの商品企画を目指していますし、誰よりも、私自身がそれに携わってきました。大量発注、大量生産によってコストを抑えることができるなど(それが販売価格に反映されているかどうかは、購入する側にはわかりませんが)、分譲マンションにはそれなりのメリットがあります。最近ではメニュープランやセレクトメニュー(部分的な間取り変更)、各種オプション設備の採用、大幅に変更が可能なフリープランなど、以前よりも間取りや仕様の自由度も高くなってきています。ただし、これらを採用する場合、価格的にはコストがオンされるかたちになり、ますます高い買い物になってしまいます。
注文住宅のよいところと分譲マンションのよいところを
いいとこ採りして、価格もお手ごろ。
そんな住宅がないものか。
もしあれば、住み手(私も含めて)にとっての満足度は、きっと大きいはずです。そんなムシのいいはなし、簡単にあるわけがないと思っていましたが、ありました。そして、その秘密は、住宅を購入するしくみにあったのです。
それは、コーポラティブ方式(一種の共同購入方式)の
住宅づくり、決して新しい方法ではありません。

海外では、一般的な住宅取得方式のひとつ。日本でも、これに取り組んできたグループがありましたが、一般化には至っていませんでした。

近年、東京でコーポラティブハウスを普及させた会社があります。
株式会社都市デザインシステム(以下、UDS)です。UDSは、いち早くこのこと、「コーポラティブ方式によって、自由設計ができる合理的な価格の住宅づくりが可能であること」に気がついていました。
UDSのコーポラティブハウスは、都市デザインシステム方式と呼ばれるしくみによって、住宅の購入を考える一般の方が、住宅づくりに必要な専門知識がなくても、簡単に、自由に参加することができます。じわじわと参加者が増えてきて、ここ数年の間に急増、立ち上げたコーポラティブハウスのプロジェクトが50棟に達しました。今では参加希望者の友の会の会員が約6000人と、広くそのしくみが支持されるようになっています。
UDSは、先人が考えたコーポラティブ方式を利用して、今の時代に合った新しいシステムをつくったと言えるでしょう。ちなみに、UDSはこのしくみに対してグッドデザイン賞(財団法人日本産業デザイン振興会)を受賞しています。

福岡でも、コーポラティブハウス、「自由設計ができる合理的な価格の住宅づくり」は受け入れられるはずです。


福岡でコーポラティブハウスを実現すること。これを真剣に考えていたのは、私たちだけではありませんでした。
九州電力グループの森林都市株式会社もまた、このしくみに目をつけ、新しい住宅づくりを模索していました。

森林都市とのコラボレーションにより、早良区西新にて、第1号の「エフスタイル西新」が2004年12月に完成いたしました。

コーポラティブハウスからの進化系であるコーポラティブヴィレッジも現在進行中です

今後も、コーポラティブハウス・コーポラティブヴィレッジという方式の「住まい創り」に取り組んでいきます。

なぜ、コーポラティブハウスなのか?
私たちがご提案するコーポラティブハウスづくりは、
注文住宅と分譲マンションのよいところをいいとこ採りした、自由設計ができる合理的な価格の住宅づくりです。

いっしょにつくりませんか、
自分にピッタリのすまい、コーポラティブハウスを。

 

 
 
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