海外では、一般的な住宅取得方式のひとつ。日本でも、これに取り組んできたグループがありましたが、一般化には至っていませんでした。 近年、東京でコーポラティブハウスを普及させた会社があります。 株式会社都市デザインシステム(以下、UDS)です。UDSは、いち早くこのこと、「コーポラティブ方式によって、自由設計ができる合理的な価格の住宅づくりが可能であること」に気がついていました。 UDSのコーポラティブハウスは、都市デザインシステム方式と呼ばれるしくみによって、住宅の購入を考える一般の方が、住宅づくりに必要な専門知識がなくても、簡単に、自由に参加することができます。じわじわと参加者が増えてきて、ここ数年の間に急増、立ち上げたコーポラティブハウスのプロジェクトが50棟に達しました。今では参加希望者の友の会の会員が約6000人と、広くそのしくみが支持されるようになっています。 UDSは、先人が考えたコーポラティブ方式を利用して、今の時代に合った新しいシステムをつくったと言えるでしょう。ちなみに、UDSはこのしくみに対してグッドデザイン賞(財団法人日本産業デザイン振興会)を受賞しています。 福岡でも、コーポラティブハウス、「自由設計ができる合理的な価格の住宅づくり」は受け入れられるはずです。 福岡でコーポラティブハウスを実現すること。これを真剣に考えていたのは、私たちだけではありませんでした。 九州電力グループの森林都市株式会社もまた、このしくみに目をつけ、新しい住宅づくりを模索していました。 森林都市とのコラボレーションにより、早良区西新にて、第1号の「エフスタイル西新」が2004年12月に完成いたしました。 コーポラティブハウスからの進化系であるコーポラティブヴィレッジも現在進行中です 今後も、コーポラティブハウス・コーポラティブヴィレッジという方式の「住まい創り」に取り組んでいきます。